熊本県天草市にある「轟の滝」周辺で川遊びをし、下痢や嘔吐の症状を訴える人が少なくとも69人となったことが明らかになりました。
考えられる原因は何か、専門家に聞きました。
8月13日、熊本県天草市にある「轟の滝」周辺で川遊びをした高校生7人が、嘔吐や下痢の症状を訴え病院で診察を受けました。
天草保健所によりますと、他にも同じような症状を訴えている人がいて、これまでに高校生7人を含む69人が病院で受診したということです。
現場となったのは山間部を流れる川の滝部分周辺です。
体調不良の原因として考えられることは何か。国際認定山岳医で、日本山岳会熊本支部の土井理(どい おさむ)支部長に聞きました。
日本山岳会熊本支部 土井理 支部長「動物のフンや動物の死骸が上から流れてきていて、菌の繁殖たるやかなりの量になっている。これが気温が高いと更に(菌が)増えるので、おそらくそういったもので汚染されているのだろうと」
土井支部長は、汚染された水を口にしたことが原因ではないかと指摘します。
では、川や滝などに行く際に私たちが注意することとは…。
土井支部長「気温が高くて水温が高ければ菌の繁殖はどうしても増えてしまうので、気温が高くて水温が高いようなところにはなるべく入らない、浸からないということが大事」
天草保健所は滝周辺の水質検査をして原因を調べています。
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