須坂市で2023年12月、上信越道の須坂長野東インター近くの大規模開発工事の現場で、作業員の男性が、重機にひかれて死亡した事故で、中野労働基準監督署は、21日、工事を請け負っていた須坂市の会社と社長を、労働安全衛生法違反の疑いで、書類送検しました。

書類送検されたのは、須坂市の土木工事業、米山興業と社長の31歳の男性です。

事故は、2023年12月18日の午後5時半過ぎ、須坂市九反田(くたんだ)の工場の建設工事の現場で、38歳の会社員の男性が、パワーショベルにひかれて死亡したものです。

中野労働基準監督署によりますと、会社と社長は、ショベルカーのアームが動く範囲内に立ち入らないよう、従事者に指導するなどの措置をとっていなかった疑いです。

警察によりますと、当時、男性の上司が建物の基礎部分から、土砂を取り除く作業をしていて、パワーショベルをバックさせた際に事故が起きたとみられています。

現場は上信越道の須坂長野東インター近くのイオンモールをはじめとする大規模な開発事業のための建設工事が行われている一角です。

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