気象庁は21日午前、新たな台風の進路予想を発表しました。現在マリアナ諸島にある熱帯低気圧が22日までに台風に発達する見込みで、台風10号となりそうです。そのあとは発達しながら西のち北寄りに進み、暴風域を伴いながら25日(日)には小笠原近海、26日(月)には日本の南海上へと北上してくる見込みです。

新たに発生が予想される台風の進路図(気象庁HPより)

その後の進路はまだ予報されていませんが、気象庁発表の週間天気図を見ると、日本の南東の太平洋高気圧の張り出しが弱い状態が続き、その縁を回って台風が本州付近に近づいてくることも考えられます。

気象庁発表の26日(月)~28日(水)の予想天気図を一部加工。オレンジの印をつけた太平洋高気圧の西側の縁を回って南から台風を含む大量の湿った空気が流れ込み、日本列島の広い範囲に降水域(網掛け部分)が予想されている。

こうしたこともあり、28日(水)にかけて日本付近には広い範囲に降水域が予想され、気象庁発表の全国の週間予報ではずらりと雨マークが並んでいます。

気象庁21日午前11時発表の全国の週間予報

北日本を除いては来週まで子どもたちの夏休みが続く地域が多いですが、台風などの影響で東日本・西日本の太平洋側を中心に雨量が多くなるおそれがあるため、夏休み終盤のお出かけは最新の気象情報に注意してください。

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