大相撲の夏巡業「つがる場所」を21日に控え、会場では土俵作りが行われ、準備が着々と進んでいます。

青森県つがる市の市制施行20周年を記念して、21日に開かれる「大相撲つがる場所」。会場では20日、地元・木造高校の生徒約40人がボランティアで手伝うなか、土俵作りなどが行われました。

生徒たちは、青森市浪岡出身の十両呼出「弘之(ひろゆき)」さんの指導を受けながら、土俵に運ばれた土を「タコ」と呼ばれる道具で固めていきました。

参加した高校生は
「ずっと動いて土を押すところが疲れた。いつもテレビを見ているだけなので良い経験ができた」

「意外に力の入れ方などが難しく大変でした。気持ちよく一発『ドン』と強い力士を見たいです」

21日の「大相撲つがる場所」には、110年ぶりに新入幕優勝を飾った尊富士を始め約200人の力士が参加し、本場所に負けない迫力溢れる取り組みや巡業ならではの催しが行われます。

21日に行われる大相撲の夏巡業「つがる場所」に先駆けて、五所川原市で伊勢ヶ濱部屋の激励会が行われています。尊富士も「地元開催の巡業でたくさんの人に会えるのが楽しみ」と意気込みを語っています。

伊勢ヶ濱部屋はつがる市、旧木造町出身の元横綱・旭富士が親方を務めていて、20日は激励会が五所川原市で行われました。

激励会には、横綱・照ノ富士や3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たした五所川原市出身の尊富士が参加することになっていて、さきほど、部屋の関取衆が会場入りしました。

尊富士(五所川原市出身)
「地元開催でたくさんの人に会えるのが楽しみで、関わったすべての人に感謝しながら、精一杯触れ合っていこうと思うので本当に楽しみ」

力士たちは親方の地元、津軽の地で激励を受け、21日の夏巡業の成功とともに秋場所での活躍を誓っています。

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