児童や生徒が自らいじめ問題を話し合う子どもサミットが大分市で開かれ、増加傾向にあるインターネット上のトラブル防止について意見を交わしました。

大分市いじめ防止子どもサミットは大分市教育委員会が小中学生を対象に2018年から開催しています。大分市の荷揚複合公共施設に20日、市内全ての小中学校と義務教育学校の代表者およそ80人が集まりグループに別れていじめを防ぐための対策について話し合いました。

この中では相手を傷つけないようふだんの言葉使いについて考える授業をしたり、トラブルにつながるおそれのあるSNSのモラルについて学校でレクチャーする場を設けたりしたら良いといった意見が出されました。

(参加者)「ひとりにならないよう気を付けたりすることが大切だと思います」「SNSのいじめとかが多いので大きないじめにつながらないように仲間意識を深めていきたいなと思いました」「仲間外れを作らないためにやはり私たちの方から呼びかけを行っていってどんどん良い学校を作っていけたらなと思っています」

大分市教委が行った調査によりますと、2023年度インターネット上のトラブルについて、児童や生徒を指導したり相談を受けたりした件数は260件で、前年度と比べ27件増加し、年々増加傾向にあるということです。

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