沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設に向け、防衛省はきょう午後、新たな区域の埋め立て工事に着手する見通しです。

普天間基地の辺野古移設をめぐり、軟弱地盤のある大浦湾側での工事について、政府は去年、反対する沖縄県に代わって「代執行」により地盤改良の設計変更を承認しています。

防衛省はきょう午後、設計変更に基づく初めての本格的な工事に着手する予定で、現場海域では作業員らが資材などを船で運ぶ様子が見られました。

防衛省は軟弱地盤の強度を高めるために今後、およそ7万本のくいを打ち込む計画で、沖縄県の玉城知事は環境保全の協議が不十分だとして、工事の中止を求める考えを改めて示しています。

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