他人に譲り渡すなどの目的で金融機関で口座を開設しキャッシュカードをだましとった疑いで、札幌市に住む男女4人が新潟県警の合同捜査班に逮捕されていたことがわかりました。口座は新潟県内で発生したSNSを使った投資詐欺に使われた可能性があるということです。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、いずれも札幌市手稲区に住む当時未成年だった無職の女(18)、アルバイト従業員の女(20)、無職の男(20)、無職の男(21)の男女4人です。
警察によりますと4人は共謀し、金融機関から預金口座をだまし取ろうと考え、2022年6月ごろ、札幌市内の金融機関で他人に譲り渡すなどの目的を隠してアルバイト従業員の女(20)名義の口座を開設し、キャッシュカード1枚をだまし取った疑いがもたれています。

さらに無職の女(18)は何者かと共謀し、2022年5月ごろ、札幌市内の金融機関で口座を開設しキャッシュカードをだまし取った疑いがもたれているほか、無職の男(21)は4人のほか共犯者と共謀して、2022年6月ごろに金融機関で自己名義の口座を開設しキャッシュカードをだまし取った疑いがもたれています。

警察によりますと、県内で発生したSNSを使った投資詐欺の捜査をしている中で、アルバイト従業員(20)の口座に不審な点があることから捜査を進めたところ、犯行が発覚。
何者かから銀行口座を開設しキャッシュカードを作成するよう指示を受けた無職の男(21)がバイト先の同僚だった無職の男(20)に話をし、この20歳の男が高校生の同級生だったアルバイト従業員の女(21)や友人だった無職の女(18)に依頼したとみられています。警察によりますと、4人は口座を開設しキャッシュカードを作る報酬として1件1万円ほどを得ていて、口座開設のほかスマホの契約についても何者かから指示を受けていたとみられています。
警察は4人の認否について、共犯事件でコメントできないとしていて、事件の背後関係や共犯者の行方を捜査しています。

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