兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑をめぐり、県職員を対象に行われたアンケート調査。知事のパワハラを訴える回答の具体的な内容がJNNの取材で明らかになりました。

兵庫県の斎藤元彦知事(46)をめぐっては、パワハラ疑惑などを調査する百条委員会が県職員およそ9700人にアンケート調査を実施し、全体の7割近くが回答しています。

関係者によりますと、知事のパワハラに関する項目では38.3%が「見た」「聞いた」と回答し、このうち、「目撃・経験などにより実際に知っている」と回答した県職員は59人に上るということです。

また、アンケートには自由記述欄があり、そこには気に入らないことに対して「暴言」「無視」「舌打ち」「机を叩く」といった、知事の日々の言動に関する目撃証言が複数寄せられていることも新たに分かりました。

中には「新規事業について知事に資料が共有されているはずなのに、『聞いていない』と叱責された」「知事が出席する行事にマスコミがいないと怒る」「歩かされたり待たされたりすると不機嫌になる」などといった趣旨の記述も含まれているということです。

アンケートへの回答は匿名でも実名でも可能ですが、300人あまりが実名で回答していて、百条委員会は早ければ23日にも内容の一部を公表する方針です。

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