小諸市の上信越道で今年3月、合わせて48台の車が絡んだ多重事故で、警察は過失運転傷害の疑いで、運転していた15人を19日までに書類送検しました。

3月1日の午前8時半ごろ、上信越道上りの小諸インターチェンジと佐久インターチェンジの間で発生した事故。

警察によりますと、およそ2キロの間で、乗用車や大型トラックなど48台が絡む事故となり、長野県池田町の55歳の男性が死亡したほか、4人が大けが、26人が軽いけがをしました。

最初の事故は、59歳の男性が運転する普通貨物車が、車線をまたぐようにして止まった大型トラックに追突したことで発生。

当時、現場は霧が濃く、大型トラックが前方の車に気づくのが遅れて急停止したところに、貨物車が追突したということです。


その後、事故車両や渋滞の車列に追突するなど、30分ほどの間に合わせて20件の事故が発生。

このうち最大の8台が絡んだ事故では、停止していた乗用車に準中型トラックが追突し、車列を押し出すように玉突き状態となりました。


警察は前方の不注視や安全な速度で走行しなかった、過失運転傷害の疑いで、19日までに運転していた合わせて15人を検察庁に書類送検しました。

警察によりますと現場は当時、霧で視界が悪く、50キロの速度規制が行われていたということです。

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