利用者の減少で赤字が続いているJR指宿枕崎線について、鹿児島県やJR九州などが将来のあり方を検討する会議を初めて開きました。

検討会議は、県と沿線の指宿市、南九州市、枕崎市、JR九州などが開いたもので、利用の促進や沿線の街づくりについて議論しました。

鹿児島中央と枕崎を結ぶ指宿枕崎線は、指宿と枕崎の間は人口減少や少子化の影響で、昨年度は4億6200万円の赤字となりました。

指宿と枕崎の間の1日平均乗客数は、昨年度222人で、1987年度のJR九州発足当初の942人からおよそ8割減少しています。

19日の会議は冒頭以外非公開で行われ、主要な駅を活用した観光の推進や、指宿駅や山川駅などで駅周辺を整備する計画を確認したということです。

(県交通政策課 鈴木圭祐課長)「JR指宿枕崎線の課題、地域が抱える人口減少をどうしていくのか、待ったなしの課題。(課題解決を)地域と共に取り組んでいくことに尽きる」

検討会議は今後も不定期で開かれ、鉄道を生かした街づくりの議論を進める方針です。

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