広島県は、導入を検討している「宿泊税」について、修学旅行を課税の対象から外す方針を明らかにしました。

広島県観光課 石浜真課長
「修学旅行等は課税免除対象としたいと考えている」

県の担当者は、修学旅行を宿泊税の課税対象から外すことにした理由について、国の学習指導要領に定められた宿泊が前提の学校行事で、公的要素が強いためと説明しました。

また、市町を対象としたアンケートで、修学旅行への配慮の要望があったことも理由に挙げました。修学旅行以外に、林間学校と野外活動も同様の理由で課税対象から外すとしています。

一方、スポーツ大会や文化大会による宿泊や合宿については、生徒の自発的な参加による教育課程外の活動であることなどから、課税免除の対象とはしないという見解を示しました。

広島県観光課 石浜真課長
「宿泊事業者、各市町、県議会の委員、いろんな意見をもらっている中で、今回、修学旅行については(課税)対象から外すという考え方を説明させてもらった」

宿泊税導入に伴って発生する、事業者のレジシステムなどの改修経費の支援についても検討するとしています。

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