JR東日本盛岡支社によりますと、お盆期間(今月9日~18日の10日間)に東北新幹線と秋田新幹線の主要区間を利用した人は70万2000人で、去年の同じ時期と比べて3万4000人、率にして5%増えました。コロナ禍前の9割ほどまで回復しているということです。

それによりますと、東北新幹線の古川駅と北上駅の間を利用したのは上下合わせて61万3000人で、去年の同じ時期より3万1000人、率にして5%増えました。秋田新幹線の盛岡駅と田沢湖駅の間を利用したのは上下合わせて8万9000人で去年より3000人、4%増えました。新型コロナウイルスが流行する前の2018年の同じ時期と比べると、どちらも9割ほどだということです。
期間中は台風5号と7号の影響で一部新幹線で遅れや運休、計画運休があって、旅行や帰省を控えた利用客が一部見られたものの、前年を上回る利用になりました。
JR東日本盛岡支社は利用者数が前年を上回った要因として、〇台風によるダイヤの乱れがあったものの直接の被害がなくおおむね順調な輸送を確保できたこと〇新型コロナウイルスが5類に移行していて、利用者の移動に対する抵抗感が減っていること〇インバウンドの需要が回復してきていること-を挙げています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。