震災で事故があった東京電力福島第一原発で、溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」の試験的な取り出しが今月22日から始まる見通しになりました。

福島第一原発では、震災による原発事故で、1号機から3号機まで溶け落ちて固まった核燃料「燃料デブリ」があり、この取り出しが廃炉最大の課題となっています。

政府と東京電力はこのうち2号機で、燃料デブリを試験的に取り出す計画を進め、今月16日に取り出し装置の検査の終了証が交付され、手続きは終了していました。

関係者によりますと、現場で確認を進め、問題がなければ、今月22日に格納容器に装置を入れ、試験的な取り出しに着手する方針です。燃料デブリがある格納容器の底まで進むには数日かかるとみられています。

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