北方領土の元島民らが対岸に国後島をのぞむ北海道知床半島の沖で、船の上から洋上慰霊式を行いました。

洋上慰霊は、ロシアのウクライナ侵攻などの影響で、北方墓参を含むビザなし訪問再開のメドがたたないため、21年から実施されています。

きょうは、北方領土の元島民らおよそ20人が羅臼港から船で日ロ中間ライン付近に向かい、故郷の国後島を目の前に先祖の霊に手を合わせました。

元国後島民(86)
「やはり島に自由訪問できるような状態になればいいと思う」

元国後島民(81)
「早く再開してくれればいいと思うが、なかなかロシア相手だから」

あすからは、根室港を発着の大規模な洋上慰霊も行われる予定です。

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