報徳・創成館・早稲田実業を破り、夏の甲子園初めての3勝でベスト8に名乗りを上げた島根代表・大社。
堅い守備と全力の全員野球が感動を呼んでいますが、その中心となっているのがエース左腕・馬庭優太投手です。

馬庭歩未さん
「優太ならやってくれるっていう強い想いがあるので、弟を信じて応援を頑張りたいと思っています」

早稲田実業戦の前、こう話していたのは、大社高校のエース左腕・馬庭投手の姉、歩未さん(20)です。

歩未さんも3年前、大社高校野球部でマネージャーを務めていました。
夏の島根大会では惜しくも準優勝。甲子園まであと一歩でした。

馬庭投手の姉・歩未さん
「マネージャーでベンチに入っていて、弟はスタンドから応援してくれていました。甲子園まであと一歩というところで負けてしまったんですけど、それを見ていた弟が、私を甲子園に連れて行くというふうにずっと言ってくれてて、それを叶えてくれました」

歩未さんが着ている「大社」の文字が入ったTシャツは弟・優太さんの練習着。姉弟で気持ちを一つにして試合に臨みます。

馬庭投手の姉・歩未さん
「みんなを信じてアルプスから声援を届けます」

そして早稲田実業戦、馬庭投手は11回2失点、149球の熱投で3試合連続完投。
さらに自らのセンター前タイムリーヒットで劇的なサヨナラ勝ちをおさめました。

馬庭投手の姉・歩未さん
「ずっと信じていたので、みんなの努力が報われて、優太だけじゃなくてみんなで取った勝利なので、ベスト8を目標にしていたと思うので、すごくうれしいです」

奇跡を起こし続ける大社。準々決勝は19日、第4試合で神村学園と対戦し、ベスト4進出を狙います。

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