北方領土の元島民らが、国後島をのぞむ北海道東部の羅臼町沖で、船の上からの洋上慰霊式を行いました。

洋上慰霊は、ロシアのウクライナ侵略の影響で北方墓参を含むビザなし訪問再開のメドがたたないため、2021年から実施されています。

19日は、北方領土の元島民ら約20人が対岸に国後島をのぞむ羅臼港から、船で日ロ中間ライン付近に向かい、先祖の霊に手を合わせました。

千島歯舞諸島居住者連盟 羅臼支部 鈴木日出男支部長
「元島民の年齢ももう88歳を超えているので、一日も早い上陸して墓参ができる体制を整えてほしいと思う」

20日から9月21日にかけては、根室港を発着で、北方四島交流事業船「えとぴりか」による、大規模な洋上慰霊も行われる予定です。

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