鳥取県米子市の伊木市長は、16日、市長定例会見の中で、現在稼働を停止している米子バイオマス発電所について言及しました。

去年5月と7月に火災が発生し、9月には燃料受入れ建屋の壁が吹き飛ぶ爆発を伴う火災が発生したことで、現在稼働を停止している米子バイオマス発電所。
7月には、バイオマス発電所の周辺住民が騒音などに対する要望書を米子市に提出していました。

伊木市長は定例会見の中で、「要望に対しては適切に対応したいという風に思っている」としたうえで、「現時点で具体的な手法などについて決まったものはないが、事業者と話し合いをしながらどのような形で調査をするのか詳細を詰めて対応したい。」と、周辺住民の要望に対し、真摯に対応する姿勢をみせました。

また、爆発火災については「原因の究明とともに、対策がしっかりとはかられることが重要。米子バイオマス発電所の爆発火災については、たまたま人的被害や周辺の物的被害がなかったということだが、一歩間違えれば大きな被害が出うる事象だったという風に考えている。また、こういったことが頻回していること自体、周辺住民の皆様にとっては非常に不安なこと。そのあたりを事業者に対し、原因究明とともに対策をしっかりと施すように意見を申し上げたい。」と言及しました。

バイオマス発電所の問題については、9月4日に開かれる地域協議会でも、地元住民と事業者に市も参加し、話し合いを行う予定だということです。

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