16日、仙台市内で小さな絵画展が開かれました。作者は、中学時代に不登校だった仙台市内の高校3年生です。

鋭い目つきと繊細な毛並み。ミステリアスなジャガーの姿をペン一本で表現した作品です。

描いたのは、仙台市の高校3年生・長谷川魁意さん(18)です。

「白黒が多いのは理由があって、見た人に(頭の中で)色を染めてほしいという思いがあって」、魁意さんが絵画展に訪れた人に作品を説明します。

幼い頃から絵を描くのが好きだった魁意さん。高校では、美術を専攻していて初めて作品展を開きました。

長谷川魁意さん:
「動物の目はすごく時間をかけて描いているので、褒めてもらえるとすごくうれしい。たくさんの人に見てもらうことで、絵の意味も出てくると思う」

周囲に合わせられず不登校に

生き生きと話す魁意さんですが、中学生の頃、周囲に合わせるのが苦手で不登校になり、フリースクールに通いました。絵を褒めてもらい、気持ちが前向きになったといいます。

長谷川魁意さん:
「自分を一番表現できるのが絵だったので、そこですごく絵を描くのが楽しいなと思って」

モチーフの多くがオオカミやトラなど魁意さんの好きな動物です。

長谷川魁意さん:
「動物の表情だけどどこか人を感じるというか温かみを感じる。人間味のある動物を描くことを意識している」

作品を見た同級生は…。

高校の同級生:
「インスタグラムなどで(作品を)見ていたが、原画を見る機会がなかったので、すごい感動する」

高校の同級生

大人からこどもまでたくさんの人を魅了した初めての絵画展。より絵の世界を突き詰めたいと魁夷さんの夢は膨らみます。

長谷川魁意さん:
「一番自分が自分を伝えられるのが絵なので、絵が一番身を置きたい場所。海外に身を置こうかなと(考えていて)韓国の美術科がある大学に通おうと思っている」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。