日本三大流し踊りのひとつ「黒石よされ」は、15日に流し踊りが行われ、約1200人の踊り手が「エッチャホー」の掛け声と共に市の中心街を練り歩きました。

「エッチャホーエッチャホー」
黒石よされ流し踊り初日の15日は18団体・約1200人の踊り手が繰り出しました。

そろいの衣装に花笠の踊り手たちは、陽気なかけ声とともに「黒石甚句」や「黒石じょんから」などの流し踊りを披露しながら、中心街の約750mを練り歩きました。

そして、藩政時代の風情を残す「こみせ通り」では、見物客を招き入れて「廻り踊り」の輪が広がり、踊りは最高潮を迎え、ひときわ大きな掛け声が響いていました。

踊った人は
「音楽が入れば黙っていられない。思う存分踊れますか?はい、これからまた踊ります」

見物客は
「伝統的な明かりに照らされて女性もすごい優雅に踊っていて皆さん上手でびっくりました」

「去年は(青森の)ねぶたを見たが今年はよされを見た。素敵ですね。みんなキラキラしています」

黒石よされの流し踊りは16日夜も行われ、17日と18日は駅前広場で「廻り踊り」が行われることになっています。

また、「黒石よされ」は16日午後、津軽伝承工芸館で団体による民謡手踊りを競う「組踊り大賞」が開かれ、津軽と県南あわせて9つの団体が出場しました。

それぞれの団体は揃いの衣装で、「津軽よされ節」や「津軽あいや節」、「南部甚句」など息の合った手踊りをステージいっぱいに披露しました。

客席にはファンや応援の家族などが大勢訪れ、踊りが終わるたびに盛んに拍手を送っていました。

審査の結果、2024年は「津軽よされ節」を踊った青森市の「石川義梅会」が優勝しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。