オリンピックは“挑戦する感動”を教えてくれましたが、地域のイベントを挑戦する姿で盛り上げようと、力自慢の記者が、今年も参加しました。
盆踊り定番の「北海盆唄」の発祥の地として知られる、北海道三笠市。年に一度、このマチが、石炭のように燃え上がるレースがあります。
国内で唯一の『石炭カツギレース』です。
レース発案者 西城賢策 三笠市長
「50キロの重りを持って何キロか走るレースがあった。すごい三笠的だと、それも石炭だった」
重さ30キロの“石炭袋”を担ぎ、商店街の250メートルを往復して、タイムの速さを競うチカラとプライドを賭けたこのレース。
2023年のパワーリフティング全日本3位の金子将也記者が、去年に続き挑戦します。
【水野善公アナウンサー実況】
さあ、今年も「石炭カツギレース」の季節がやってきました。
大会を盛り上げようと今年は、優勝賞金を去年の5万円から30万円に大幅アップ!
その効果もあって、33人の力自慢が集結しました。
自衛隊員
「30万円絶対持って帰りますよ。今年は自衛隊員もいろいろなところからバケモノが来ているので。」
大学柔道部員
「30万円の合宿代が、かかっているので」
金子将也記者(23)
「去年24位だったので、リベンジを果たして予選を突破したい」
いよいよ予選スタート。同じ組には、優勝候補の2人の自衛隊員です。
「よーいどん」
金子、自慢の腕力で一気に石炭を引き上げ、スタートダッシュを決めた。
グングン、スピードを上げていくっ!これは、30万円も夢ではない!
そして、折り返し。おっと、先頭が変わったか?
金子の足が完全に止まっている!どうした、金子!?
強い、強いぞ!自衛隊!!自衛隊員の脚力が勝りました。
孤独な闘いの金子…金子の夏は、終わりました。
金子将也記者(23)
「最初、勝てると思ったんですけど後半やられました。体力という部分で負けてしまった」
『石炭カツギレース』の参加者33人中、金子記者は…27位で予選敗退。
去年のリベンジは、残念ながら果たすことが叶いませんでした。
一方、優勝したのは、札幌から参加した中島榛さん25歳。自衛隊員です。見事、初出場で賞金の30万円を手にしました。
札幌市 陸上自衛隊員 中島榛さん(25)
「めちゃめちゃうれしいです!水を入れて30キロの重りを作って自宅で練習したりとか。家族でディズニーリゾートに行きます」
炭鉱のマチで、また一人、新たなヒーローが生まれました。
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