13日に死んでいるのが確認されたエラブオオコウモリ(鹿児島市平川動物公園提供)

 平川動物公園(鹿児島市)は16日、飼育していた絶滅危惧種のエラブオオコウモリ1匹が死んだと発表した。園は、国の天然記念物でもあるエラブオオコウモリを国内で唯一飼育しており、最後の1匹だった。  園によると、29歳の雄「モン」で、死因は老衰。7月20日ごろから食欲が低下し、今月13日朝、展示場で死んでいるのを確認した。  エラブオオコウモリは鹿児島県・口永良部島などに生息。園によると、生息数は200匹以下と推定されている。


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