走攻守三拍子揃った世代トップクラスの実力の持ち主
少年野球チーム・飯塚ライジングスターボーイズに所属する中学3年の中島齊志(なかしま・なるし)さん。全国で20人しか入ることのできないU-15侍ジャパンのメンバーに選ばれました。
守備での主なポジションはショートですが、セカンドや外野も守れるユーティリティーさが魅力。一方、打撃では、コンパクトに鋭い打球を飛ばす、確実性の高いバッティングを武器にしています。
飯塚ボーイズでは、キャプテンとしてチームを牽引し、8月に行われた全国大会では、打率4割に出塁率5割と圧巻の成績を残しました。
齊志さんは6歳のころ、4つ上のお兄さんの影響でソフトボールを始め、その後、野球に転向。小学6年のときには、ホークスジュニアに選ばれ、キャプテンも務めました。
飯塚ライジングスターボーイズ・浦田勉コーチ「体は小柄ですけど、パンチ力もありますし、逆方向にも強い打球が打てて、打者として足も速くて、守備に関しても、守備範囲も広いですし、今はショートを守ってもらっていますけど、どこでも対応できる選手じゃないかなと、総合的に見てもトップレベルの選手だと思っています」
野球に打ち込む息子を支える両親
母・恵子さんは、週5日間働く傍ら、片道およそ1時間かかる練習場まで送り迎えをしています。
母・恵子さん「(息子は)絶賛いま反抗期中、だいぶ落ち着いたのは落ち着いたんですけど」
年頃の中学3年生の齊志さんですが、こんな一面もあるそうです。
母・恵子さん「この間も大阪の全国大会で、お土産、一緒に行ってるんですけど、私にも買ってくれてて」
ディレクター「応援しているときのお母さんはどんな感じ?」
齊志さん「いつも応援とかも大声張り上げて、ずっと応援してるので、きょうも声聞こえるなと思いながら、プレーしています」
一週間のうち、飯塚ボーイズで練習するのは3日だけ。残りは自主練習で腕を磨いています。練習相手を務めるのは父・和哉さん。自身も学生時代は野球に打ち込んだそうで、仕事終わりでも練習に付き合います。野球が大好きな齊志さんにはこんなエピソードも。
父・和哉さん「試験期間中に、少しは勉強しなさいって言うんだけど、30分くらい経ったら、ちょっと休憩ってバット振る。で、バット振る時間の方が長い!」
将来は「プロ野球選手に」
将来の夢はもちろん「プロ野球選手」。日本代表として戦う世界大会に向けて、意気込みは十分です。
中島齊志さん「チーム一丸となって、自分の仕事をしっかり果たして、みんなで世界一の景色を見てきたいと思います」
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