送り盆の16日、仙台市内の寺では不要になった仏具などを焼いて送り火とする「ぼんと祭」が行われました。

仙台市青葉区八幡の龍宝寺で行われた「ぼんと祭」には、檀家や地域住民およそ250人が参加しました。住職による読経が始まると、総代によって卒塔婆や仏具などにたいまつで火が付けられました。

集まった人たちは焼香をあげながら、お盆に帰ってきた先祖を送り出しました。

参加した人:
「おじいちゃんおばあちゃんの世代からなので、何とも言い難い気持ちでした」
「うちの墓に入っている父や母がいるので、たまに思い出す。ここに来ると」
龍宝寺 新井善淳住職:
「台風が午後からと聞いていたので、何とか開催できたらと思って。皆さんの思いで何とか雨も上がり、開催できたと思う」

「ぼんと祭」は、小正月の「どんと祭」にあたる仏教の行事で龍宝寺では、60年以上前から行われています。

寺によりますと、毎年およそ500本の卒塔婆や200キロ以上の仏具などを焼きますが、16日は、風が吹いていたため、積み上げる量を減らして規模をやや小さくしたということです。

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