霧島連山の韓国岳付近では、今月8日に発生した日向灘での地震以降、火山性地震が9日間で740回観測されています。気象台は「地震が多い状況が続いていて、水蒸気や土砂が噴出する可能性がある」としています。
気象台によりますと、霧島連山の韓国岳付近では、今月8日に発生した日向灘を震源地とする地震以降、火山性地震が増加しています。
火山性地震の回数は、今月1日から7日までの1週間はあわせて2回でしたが、日向灘で地震のあった今月8日には38回、9日は300回、10日は93回、11日は161回、12日は59回、13日は37回、14日は22回、15日は26回、16日は午前11時までに4回のあわせて740回観測されています。
地下のマグマの動きを示すとされる火山性微動は確認されておらず、火口や噴気などの状況に特段の変化は見られないということです。
気象台は「8日の日向灘を震源地とする地震と火山性地震の増加の関連については不明」とし、「地震活動に伴う火山活動の変化は認められない」としています。
火山性地震の回数は徐々に減っているものの、気象台は「霧島連山では突発的に水蒸気や土砂が吹き上げるなどの噴出が起きる可能性がある」として、引き続き留意するよう呼びかけています。
霧島連山の硫黄山や新燃岳、御鉢、大幡池では、噴火警戒レベル1の「活火山であることに留意」が継続中です。
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