大相撲の十両で二場所続けて休場している、青森県五所川原市出身の尊富士が9月の秋場所の出場を明言しました。15日に青森市で開かれた夏巡業では、ひと足早く力強い取組でファンを沸かせました。
5年ぶりに開かれた夏巡業の青森場所に登場した尊富士。
4500人が詰めかけるなか、同じ県出身の兄弟子・錦富士と激しいぶつかり稽古を見せます。
尊富士は、3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝を果たしましたが、右足をけがして5月の夏場所を全休。7月の名古屋場所も途中休場していました。
秋場所への出場について、尊富士は報道陣の取材に対して出場する考えを示しました。
尊富士 関
「毎場所毎場所出るつもりでいますし、けがだからどうしようもないとは考えてないです」
Q.秋場所について師匠と出場の可否はいつごろ判断?
「そういうのは全く。出るつもり」
尊富士は、故郷での夏巡業で「ちびっ子力士」とも触れあって、本場所とは違う柔かな表情を見せました。
会場の観客は、尊富士をはじめ錦富士などの県出身力士や横綱・照ノ富士が土俵に上がる度に大きな歓声をあげていました。
観客は
「県出身力士たちの取組がおもしろかった。迫力があるし、全然違った」
「尊富士はけがをしてどうかなと思ていたが、とても元気そうでこれからを期待したい」
夏巡業は8月21日に「つがる市」でも開催される予定で、県出身力士たちは故郷で英気を養い、秋場所での活躍をめざします。
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