台風7号が東日本に近づいている影響で、青森県内と東京を結ぶ16日午後の空の便や鉄道は一部、欠航や運休が決まっています。これを受け、お盆休みを県内で過ごした人が予定を早め、15日のうちに関東へと戻る動きが目立ちました。

強い台風7号は北上し、16日~17日にかけて暴風域を伴って東日本や東北に接近する恐れがあります。

中澤美寿妃記者
「JR新青森駅の改札口です。接近する台風7号による計画運休で、新幹線の時間を早めたり、遅くしたりするなど乗客に影響がみられました」

JRは16日、東北新幹線11本の運休を決めました。
上りは新青森午後1時32分発以降6本、下りは東京午後0時28分発新青森行きを始め5本です。これ以外にも、今後の気象や運転状況によって運休や遅れが出る可能性があるとしています。

栃木に行く人は
「私たちは念のため早く帰ります」
Q.今回の計画運休を受けてですか?
「一応、早く帰ります。帰れるうちに帰ろうと思って」

新青森駅の利用者
「夏休みが取れている日程が限られていたので、何とか来れて良かった」

一方、16日の空の便は青森と羽田を結ぶ正午以降の8つの便全てと、三沢と羽田を結ぶ午前と午後の合わせて6つの便の欠航が決まっています。

青森空港の利用者
「本来はあす帰る予定だったんですが、便を変更してきょう帰ることになりました」
Q.旅行が短くなってしまいましたが…
「残念ですけど、また機会があれば来たいなと思います」

日本航空は運航の判断について、今後の気象情報を確認して決定するとしていて、状況によっては欠航や遅れが増える可能性があり、お盆休みのUターンラッシュに大きな影響が出そうです。

台風は交通機関のほかに配送にも関係しそうです。
「ヤマト運輸」は、交通機関の欠航などによって配送に遅れが発生する場合もある、
「佐川急便」は、暴風や大雨の影響で16日から17日にかけて青森県を含む東北各地などで荷物の配送に影響が出る可能性がある、
としています。

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