79回目の「終戦の日」のきょう、東京の日本武道館では「全国戦没者追悼式」が行われました。去年まで新型コロナの影響で参列の規模を縮小していましたが、5年ぶりの通常開催です。

「全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします」

「全国戦没者追悼式」では、正午に黙祷が行われたあと、天皇陛下がおことばを述べられ、戦争の犠牲になったおよそ310万人を追悼しました。

全国戦没者遺族代表 安齋満さん(86)
「平和の大切さは、私たち遺族が身に染みて知っております。世界では、いまなお戦争が絶えることがなく、多くの戦争犠牲者が出ており、一日も早く平和が実現することを祈るばかりです」

新型コロナの感染対策のため、去年までは参列の規模を縮小していましたが、今年は5年ぶりの通常開催となり、およそ3000人の遺族が参列し、国歌斉唱も再開しました。

厚生労働省によりますと、終戦から79年が経ち、参列予定の遺族のうち戦後生まれの人は5割に迫っていて、過去最高となっています。

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