夏の甲子園で初戦を突破した「青森山田」は、16日の栃木代表・県立石橋高校戦に向けて汗を流しています。13日の試合では登板のなかった“もう一人のエース”はベスト8進出に向け、闘志を燃やしています―。

7年ぶりに夏の聖地で白星をあげた青森山田。一夜明けた14日は、16日の試合時間にあわせて、兵庫県内の練習場で正午過ぎから練習をスタートさせました。

35℃を超える気温の中、打撃陣はバッティングの状態を確認しました。

次の相手は、今大会が初出場となる栃木代表の県立石橋高校。
13日の初戦では、宮城代表の聖和学園を5対0の完封で下しました。

甲子園初勝利で勢いに乗る相手に対して、人一倍、燃えている選手がいます。

新井宇輝アナウンサー
「きのうの勝利に闘志を燃やす櫻田投手。彼の活躍なしでは優勝はありません!」

背番号10番の櫻田朔投手。去年秋の東北大会では、決勝でノーヒット・ノーランを達成した“もう一人のエース”です。

昨秋東北大会決勝でノーヒット・ノーラン。大舞台に強い最速146キロ右腕

しかし、県大会決勝では先発を任されるも先制点を許し、初回で降板…。甲子園では「リベンジ」を誓っています。

青森山田 櫻田朔投手
Q.最後は投げたかった?

「投げたかったですね。まだ夏の甲子園を経験したことないので、春とはちょっと違うなというのも感じましたし…。(関投手の投球は)すごかったですし、やっぱり流石だなと思いました」

チームメイトであり、ライバルのエース・関投手の完投勝利をブルペンから眺め、櫻田投手は負けられない思いを強くしました。

最速152キロを誇る青森山田のエース右腕

青森山田 櫻田朔投手
「自分も負けてられないという風に改めて思うことができたので、きのうはすごく僕のためにもなった試合かなと思います。個人の結果というよりかはチームが勝つことが一番だと思っているので、また少しでもチームの役に立てるピッチングがしたいなと思います」

ベスト8をかけた県立石橋高校との一戦は、8月16日の午後1時から始まる予定です。

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