岸田総理は、9月に控えた自民党総裁選に立候補しないことを表明しました。県内では、基地問題をめぐって早くも次の総理に沖縄に寄り添う姿勢を求める意見が上がっています。

▽会見で岸田総理(14日)
「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります」
「国民の信頼あってこその政治であり、政治改革を前に進めるとの強い思いを持って、国民の方を向いて、重い決断をさせていただきました」

自民党が変わることを示すため身を引くと語る岸田総理(14日・総理官邸)



裏金問題など自民党が抱える「政治とカネ」の問題に度々触れ、自民党の信頼回復のため自らが総裁から退く決意を述べました。

突然の発表に県民はー

▽女性 「ショック。岸田さん、結構推してたので。彼はやってくれるかなと思っていたのでだから続行してほしい」
▽男性 「円安になってこっちは困ってるのに、増税ばかり(しようと)して」
▽女性 「みんなを導くリーダーとしては力が弱いかなって思ってますし、沖縄の問題も全然片付かないしね」
▽女性 「基地問題が国のごり押し、強行突破なところをもう少し県民の声を聞いてくれてもいいんじゃないのかな、というのはずっと思っています」


岸田政権下では、普天間基地の辺野古移設工事をめぐり、去年国と県の間で代執行訴訟が行われ、県が敗訴。

設計変更の承認は岸田政権で代執行された(名護市辺野古沿岸部)



工事に必要な設計変更を県に代わって承認する異例の「代執行」に踏み切り、軟弱地盤がある大浦湾側の埋め立て工事に来週にも本格的に着手する見通しです。

新たな自民党総裁は沖縄とどう向き合うのか。総裁選は9月に実施される予定です。

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