岸田総理はきょう、来月行われる予定の自民党総裁選への不出馬を表明しました。派閥の裏金事件で自民党が批判を受ける中、自民党県連の幹部からは「ありがたい決断」との声があがりました。

岸田総理:自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。私はきたる総裁選には出馬いたしません。

緊急会見を開いた岸田総理は派閥の裏金事件が起きる中、「国民の信頼あってこその政治で責任を取ることに、いささかの躊躇もない」と話し、来月の総裁選への不出馬を表明しました。

派閥の裏金事件でトップが責任をとらないことへの批判は自民党議員や地方組織の間で根強く、身を引く決断の大きな要因になったものと見られます。

嘉藤奈緒子:岸田総理の総裁選不出馬を受けて、街の人はどう感じているのでしょうか。

20代~50代の家族:もう決まったんですよね?

嘉藤奈緒子:さきほど正式に発表が…

20代~50代の家族:あ~!(次の政権では)子育ての対策が強かったらうれしいかな。

40代男性:支持率も下がっとって、そりゃ仕方ないのかなとしか思えないですね。

40代女性(子連れ):そろそろかなっていう感じはあったので。女性とかに次はなってくれたらいいなと思います。

40代男性:保守的な人、日本のためにやってくれる人に総理はやってほしい。

30代男性:また(次も)やってほしいなと思っていたので、残念だなって。

30代女性:茂木さんが結構好きではあるんですけれど、もしくは、今度アメリカの大統領選でハリスさんとかがば~っと出てきたら、日本も女性の(総理)というのもありかなと。

衆議院議員で自民党富山県連の橘慶一郎会長は、「政治資金問題で批判がある中で、総裁自らがけじめをつけた形だ。県連としてはありがたい決断だと受け止めている」と取材に答えました。

一方、富山県議会議員で自民党富山県連の宮本光明幹事長は。

自民富山県連・宮本光明幹事長:新たに総裁が選ばれていくということになると、県内選出の国会議員の立ち位置というものが変わってきたり問われることになると思いますが、選挙については大きな心配はしておりません。

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