岸田総理が来月行われる自民党総裁選に立候補しない意向を表明しました。

■総裁選レース本格始動 自民党変わる姿示す?

井上貴博キャスター:
自民党総裁選挙への出馬が取り沙汰されているメンバーです。

石破茂 元幹事長(67)
加藤勝信 前厚労大臣(68)
小泉進次郎 元環境大臣(43)
河野太郎 デジタル大臣(61)
小林鷹之 前経済安保担当大臣(49)
高市早苗 経済安保大臣(63)
野田聖子 元総務大臣(63)
林芳正 官房長官(63)
茂木敏充 幹事長(68)

トップを変えたところで中身が変わらなければ何の意味もないという感じもします。

TBS報道局 政治部長 岩田夏弥:
岸田総理は14日の会見で「新しい総裁のもとで一致団結 真のドリームチームを」と話していました。しかし、トップが変わっても自民党議員の顔ぶれ自体は変わらないので、それほど簡単な話ではないと思います。

総裁選を通じて自民党がどう生まれ変わるのか、これから何を目指していくのかという大きなビジョンを戦わせて、多くの人が納得できる、そして共感されるリーダーを本当に選べるのか。そこをしっかり見ていく必要があると思います。

井上キャスター:
結局、裏金問題もうやむやですよね。

TBS報道局 政治部長 岩田夏弥:
そういう批判はずっと続きますよね。

議員の間では、9月に新しい自民党総裁選が決まって総理に就任すれば、その直後に衆議院を解散して、秋には総選挙になるという見方が一気に強まっています。

ここでもう一つ重要になってくるのが、自民党と同じく9月に代表選挙が行われる立憲民主党の動きです。9月下旬には自民・立憲それぞれが新しいトップを決めて、それぞれが党の顔になって、すぐに総選挙を戦う可能性が一気に強まっています。

立憲民主党も、本気で政権交代を迫るリーダーをどう選んでいくか、併せて注目していく必要があると思います。

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プロフィール
岩田夏弥
TBS報道局 政治部長 元官邸キャップ
小渕総理以来、主に政治取材を担当

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