岸田総理が来月の自民党総裁選に出馬しないことを表明しました。突然の表明に新潟県内でも驚きの声が聞かれました。


14日、午前中に会見を開いた岸田総理。
【岸田総理】「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。総裁選には出馬いたしません」

派閥の裏金事件をめぐり「私が身を引くことでけじめをつけ、総裁選に向かっていきたい」としました。

【市民は】「なかなかいろいろな意見もありましたけど、もうちょっと頑張れたかなっていう気もしたので、驚きです」

【市民は】「そうなるよなっていう気はしていましたけど、お金の問題がずっと取り沙汰されていてクリーンにできなかったというところが大きいかなと」

現職総理の不出馬という一報を県内の自民党議員も驚きとともに受け止めました。
【自民党 高鳥修一 衆議院議員】「正直驚いています。それがご本人の最終的な意思であれば我々としては新たな総裁をしっかりと開かれた形で選んで、新たな体制で次の国会に向かっていく必要がある」

【自民党 細田健一 衆議院議員】「我々所属議員が一人一人総理のご決断を謙虚に受け止めて、党が変わったと皆さんに思っていただけるような行動をしていかなければならないと 」

一方で…
【自民党 斎藤洋明 衆議院議員】「今、こういう状況に至った責任は最終的に誰かがとらなければならない」

6月に岸田総理の退陣論に言及していた斎藤議員は…
【自民党 斎藤洋明 衆議院議員】「一連の問題への自民党の対応が著しく不十分だったという中で、一つのけじめとしてリーダーが責任を取らなければいけない状況に至ったんだと思いますし、不出馬という決断をした岸田総裁には本当に敬意を表したいと思います」

一方、野党は…
【立憲民主党 米山隆一 衆議院議員】「『自民党は変わった』と言うんだったら自分の責任できちんと変えて、それから身を引くのが総理総裁のあるべき姿だと思います。結局自分は何もせずに首をすげ替えるだけで変わったというのは、それは相変わらずの欺瞞だなと」

そして、次の衆院選に向けて警戒感を強めます。
【立憲民主党 米山隆一 衆議院議員】「新しい総理総裁となればある種、人間心理として“ご祝儀相場”的に支持率が上がるのは避けられないことだと思います。気を引き締めて、誰が総裁となっても対応できる体制を作っていく」

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