広島県三原市にある産業廃棄物最終処分場の本郷処分場について、県は、水質汚染があったとして、廃棄物の搬入と埋め立て中止などを勧告しました。

県産廃対策課によりますと、7月24日に採水した水質検査の結果が8月6日に判明。本郷処分場の2カ所の浸透水で、鉛とその化合物の基準値が、法令で定める値(0.01mg/L)を超過していたということです。

県は7日、事業者に対し、速やかに廃棄物の搬入や埋め立てを中止し、原因を究明するよう勧告しました。

事業者は、11日から搬入を停止して、原因究明と改善措置を実施しているということです。

一方、処分場周辺の水路からは、鉛などについては、検出されませんでした。

周辺住民は、処分場からの排水で、有機物による水質汚染が起きているとして、県に苦情を訴えていますが、県はそれについての検査はしていないということです。

この処分場をめぐっては、去年7月、有機物による汚染(BOD)が基準値を上回って検出されたとして県が「警告」しましたが、その後改善されたということです。

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