岸田総理は14日、自民党の総裁選に出馬しない考えを表明しました。総理大臣の退任発表について大分県内の反応を取材しました。
14日午前、緊急の記者会見を開いた岸田総理。政治とカネの問題などの責任を取る形で9月に行われる自民党総裁選には出馬せず、総理大臣を退任する考えを表明しました。
（岸田総理）「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことであります」
岸田総理の退任発表に県民はー
（大分市内で）「うまくやったと思うよ」「辞めたほうがいいと思います。国民に対してのコロナの支援とかまったくできていないじゃないですか」「いいところもあれば悪いところもあったのかなと思います」「大きなことはできていなかったのかな。いろいろあると思いますけど、次の総理に期待したいですね」
退任を決めた岸田総理の判断に対して県内の政党関係者からは様々な意見が聞かれました。
（自民党県連・阿部英仁会長）「総理大臣として自民党のリーダーとして本当に一生懸命やられた方。国民の共感を得る政治をやっていかなければと話していたので我々も一緒になってまい進していきたい」
（立憲民主党県連・吉田忠智代表）「さすがに今回の自民党の派閥の裏金問題は国民のみなさんは簡単に忘れない、忘れてもらっては困る。衆議院選挙に向けた準備をこれまで以上に加速していきたい」
日本維新の会大分県総支部の三浦由紀幹事長は「岸田総理の判断に特に驚いてはいない。誰が総裁になろうが、自民党の体質は変わらないのでは」と評価。
公明党県本部の戸高賢史代表は「国民の政治への信頼回復自民党の再出発のために重要な決断をされたと受け止めている」と話しています。
このほか、共産党県委員会の林田澄孝委員長は「不祥事が相次ぐ中、遅きに失した。野党共闘を軸に自民党政治を終わらせる流れをつくっていきたい」。
国民民主党県連の福崎智幸代表は「自ら身を引いたのは保身ではないか。国民に申し訳ないと思うのであれば解散すべき」とコメントしています。
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