高速船「クイーンビートル」が浸水を隠して運航を続けていたことについて、記者会見で謝罪するJR九州高速船の大羽健司社長(右)ら=14日午前、福岡市

 JR九州は14日、子会社が博多港(福岡市)―韓国・釜山間で往復する高速船「クイーンビートル」での浸水を隠し、運航を続けていた問題を巡り、13日に交代した田中渉前社長が九州運輸局へ報告しないことを決めたと明らかにした。  JR九州によると、浸水確認後、子会社側は運航管理者の指示で浸水量を把握するための管理簿を作成していた。前社長も把握していたという。動機や背景については調査中と説明している。


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