自らが運営していた障がい者向けグループホームで複数の入所者に性的暴行やわいせつ行為に及んだ罪に問われた男の裁判。検察側は懲役10年を求刑しました。

 起訴状によりますと、塩本裕治被告(64)は、おととし~今年1月にかけ、自らが運営していた障がい者向けグループホームに入所していた、知的障害のある女性2人に、わいせつな行為や性的暴行を加えたり、みだらな姿にさせてその姿をスマートフォンで撮影したりした罪に問われています。

 これまでの裁判で、塩本被告は起訴内容を認めていました。

 塩本被告は夜勤の際に部屋に立ち入ったり、ドライブに連れ出したりして犯行に及んだといい、13日に行われた被告人質問では、「なぜこんなことをしてしまったのかわからない。強いて言えば自分が弱かったのだと思います」と話しました。

 検察側は「被害者らの意向を一顧だにせず自己の性的欲求を満たす道具として扱った」と糾弾。懲役10年を求刑しました。

 判決は9月に言い渡されます。

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