東北地方に大雨を降らせた台風5号は、未明に熱帯低気圧に変わりましたが、北日本ではあすまで強い雨に警戒が必要です。一方で、次の台風7号が発達しながら北上していて、16日ごろに東日本に接近する可能性が高くなっています。

台風5号はきのう、岩手県大船渡市に上陸して東北地方を横断し、岩手県では記録的な大雨となり、土砂崩れや住宅被害が発生しました。岩泉町では、二升石地区で小本川の支流の沢が増水し、住宅1棟が床下浸水しました。

二升石地区に住む人
「ふだんはこの沢には水がないんですよ」
「危ないよ、寝ている場合じゃなかったね」

岩手県によりますと、きのう午後3時現在、岩手県内でけがをした人はいませんが、岩泉町や釜石市で合わせて住宅4棟の床下浸水が確認されています。

台風はきょう未明に熱帯低気圧に変わりましたが、降水量の多かった東北地方では、引き続き土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、氾濫に警戒が必要です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。