お盆真っただ中です。
子連れのドライブが増える時期。車内の安全対策は万全でしょうか?

普段はチャイルドシート着用の習慣があるのに、帰省先の車にシートを付け替えるのが面倒だったり「ほんの少しだから」などと着用せずに乗せるケースはありませんか?

JAFは「子どもはチャイルドシート、大人は全席シートベルト着用の徹底」を呼びかけています。

チャイルドシート 5歳児は65%が未使用

JAF岡山支部と岡山県警が昨年4月合同で行ったチャイルドシート使用状況調査によると、岡山県内のチャイルドシート使用率は6歳未満全体で75.0%で、前年の85.0%よりも10ポイント減少しました。

年齢別の使用率は、1歳未満は100%、1~4歳は79.6%、5歳は35.1%にとどまりました。

道路交通法は6歳未満の子どもを車に乗せる際、運転者にチャイルドシートの使用を義務付けていますが、5歳児は65%が使用していないことが分かりました。

また、年齢に関わらず、身長140cm未満の子どもに大人用シートベルトをそのまま使用すると、危険なことがわかっています。

身長140cm未満の子どもが大人用シートベルトをそのまま使用すると…

大人と同様に、シートベルトを鎖骨・胸骨・ろっ骨・腰骨に通して正しく使用する(骨格拘束)には、10歳児の平均身長である身長140cm以上必要です。

身長140cm未満の子どもに大人用シートベルトをそのまま使用すると、衝突時の衝撃がベルトを通して首や腹部にかかり大変危険です。【画像①】

【画像①】

身長140cmになるまでは、チャイルドシートを使用して座面の高さを調整し、シートベルトを鎖骨・胸骨・ろっ骨・骨盤にあてて、骨格拘束が正しくできるように調整しましょう。【画像②】

【画像②】

「一般道は後部座席シートベルトは"なし"でいい?」→「いいえ 全席着用です」

「一般道では後部座席はシートベルトなしでいい?」という声を聞きますが、道路交通法は、2008年の改正で、一般道も高速道も全席シートベルト着用を義務づけています。

高速道路における違反に対しては、運転者に対して違反点数が付されます。

子どもにシートベルト着用の重要性を示すためにも、大人が全ての席で着用してお手本を示しましょう。

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