青森山田高校の“全国制覇への物語”が始まります。7年ぶりに全国高校野球選手権=夏の甲子園に挑む、青森山田は12日、初戦に向けて兵庫県内で最終調整に臨みました。

青森山田にとって待ちに待った「夏の甲子園」が始まります。「長野日大」との初戦を13日に控え、12日は兵庫県内の練習場で和やかな雰囲気の中、ノックで連携を確かめたり、バッティングなどの調整を行いました。

新井宇輝アナウンサー
「投打ともに県内を圧倒した青森山田。明日(13日)の試合は、相手エースの変則左腕を打ち崩せるかが大きな鍵となります」

初戦の相手は15年ぶりの出場となる「長野日大」。
県大会でわずか2失点と堅い守りが特長で、その中心はエース・山田羽琉投手です。

最速132キロのサウスポーで、横手から繰り出す2種類の変化球とコントロールが武器で、青森山田打線が打ち崩せるかが最大の焦点です。

8月1日に大阪入り後、相手投手を想定したバッティング練習でイメージを膨らまします。

青森山田高校野球部 橋場公祐主将
「スライダーとまっすぐの出し入れだと思うので、ボールになっていくスライダーを反応しないで、とりにきたボールを打ちにいきたいと思います」

応援団は大雨の中で陸路で甲子園入り。
青森山田ナインは、野球ができる喜びをグラウンドでめいっぱい表現します。

青森山田高校野球部 兜森崇朗監督
「初戦の入りというのが特に重要になってきますから、後のことは考えずに、まずは初戦に向けて準備をさせたい」

1993年に初めて聖地の土を踏んで以来、甲子園出場回数は春夏通じて15回目。
7年ぶりの“夏の舞台”で新たな歴史を刻む覚悟です。

青森山田高校野球部 橋場公祐主将
「三年生にとっては最後になるので、悔いが残らないようにチーム最高成績のベスト8以上を目標に頑張っていきたいと思います」

運命の初戦は13日午前8時にプレーオフ。
青森山田の“全国制覇への物語”が始まります。

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