長崎のお盆の伝統行事「精霊流し」にちなみ、この1年間に亡くなったミュージシャンや著名人を《レコード》で偲ぶイベントが、長崎県西海市で行われています。

長崎県西海市大瀬戸町の森の中にある「音浴博物館」。廃校になった小学校の分校を修復した建物に、およそ16万枚ものアナログレコードを所蔵した世界でも珍しい"音浴”をテーマにした博物館です。そこで、お盆の時期恒例となっている企画展が「レコードで精霊流し」です。

福岡県からの来館者:
「ちょうど同じ歳(61)のKANさん衝撃は受けました。勇気づけられましたね『愛は勝つ』」

この1年に亡くなった57人のアーティストが写ったジャケットを展示して故人を追悼しており、来館者は自由にレコードを聴くこともできます。

大阪からの来館者:
「ここで言ったら『BUCK-TICK』です。ビジュアル系世代なんで高校生ぐらいの時のことを思い出します、青春時代ですね」

福岡県からの来館者:
「もうここ僕にとっては夢の国みたい、ここにずっと居たいぐらいです」

ことしは谷村新司さん、大橋純子さん、八代亜紀さん、小澤征爾さん、TARAKOさん、など…。名曲を体に浴びながら故人を思い、それぞれの思い出に浸る時間を提供する展示会です。

音浴博物館 中村昌彦館長:
「自分が一番多感だった頃の記憶がレコードに乗っている方が沢山いらっしゃると思うので、亡くなられた方のレコードを聴いてその記憶をもう一度思い出す機会になればと思います」

「レコードで精霊流し」は8月22日まで開催予定です。

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