12日、台湾嘉義市で記者会見に臨んだ坊っちゃん劇場の越智陽一代表理事(中央左)や黄敏恵市長(同右)ら(共同)

 【嘉義共同】台湾南西部・嘉義市と「坊っちゃん劇場」(愛媛県東温市)は12日、ミュージカル「KANO」を10月に嘉義市で上演し、地元の子どもたちを対象にした招待公演も実施すると発表した。KANOは日本統治時代の1931年夏の甲子園大会で近藤兵太郎(松山市出身)率いる台湾代表、嘉義農林が準優勝した実話を基にしている。  嘉義市の黄敏恵市長は「良質のミュージカルを、その(物語の)ふるさとに持ち帰って演じてくれるのは、素晴らしいことだ」と話した。台湾人キャスト3人も出演する。  先住民と漢民族、日本人の混成チームで快進撃を果たした人間ドラマを描く同名の映画は、14年に台湾で大ヒットした。


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