台風５号は、きょう午前に岩手県に上陸し、東北地方を横断しています。

この影響で、県内は、あすにかけ大雨になるところがある見込みで、大雨による土砂災害や低い土地の浸水などに注意・警戒してください。

台風５号は、きょう午前８時半ごろに岩手県大船渡市付近に上陸。

やや勢力を弱めながら、東北地方を横断しています。

佐藤真優アナウンサー「正午すぎの酒田市日和山公園です。現在、横からの激しい雨が降っています。また時折、強く風が吹くこともあります。普段はここは見晴らしいの良い展望台なのですが現在は雨で、もやがかっていて、視界が悪い状態です」

県内は台風の影響で断続的に雨が降り、きょう午後４時までに観測された２４時間降水量は、最上町瀬見で２３．５ミリ、小国で１３ミリなどとなりました。

先月の大雨の被災地でも、重たくなった泥をかき出す作業に追われていました。

住民「午後からちょっと危ないかなということで、午後からの作業は休むことにしている」

こちらは、多くの住宅で浸水被害が出た戸沢村蔵岡地区。

村できょう予定されていた、およそ１２０人のボランティア活動は中止となり、閑散としていました。

戸沢村蔵岡地区に住む　前田正弘さん「また、前回と同じくらいまで上がらなくても水が上がったとすれば大変と思う。とにかく第一に避難を重点的に考えている」

住宅が浸水した前田正弘さんは、岩手や、宮城からボランティアが駆けつけたこともあり、状況を心配しています。

戸沢村蔵岡地区に住む　前田正弘さん「実際に（被災した）現場を見て帰ったわけですから、今度は自分のところに遭わないようにと気にしている。何とかして無事に過ごせるように」

また、県内では小国で１８．２メートル、酒田市浜中で１２．９メートルなど、強い風が吹きました。

酒田市刈屋地区の園地では、特産の梨が風で落ちないよう、きのう急いで対策が取られていました。

小松　治さん「２００本くらいは支柱が立っている。家族や親戚も来てもらって、
（支柱を立てる作業を）やった」

幸い、被害などは確認されていないということですが、収穫を来週末に控える中、
天気を気にかける日が続きそうです。

小松　治さん「収穫期に近づけば近づくほど（梨が重くなり）風の被害を受けやすくなるので、自然相手でやっていますので、心をひとつにして、地域でなんとかがんばっていこうという気持ち」

県内では、雨が長引くとして酒田市で自主避難所が開設されています。

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