8月16日の夜、京都では「五山送り火」が全面点火され夏の夜空をいろどります。「五山送り火」は、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出す伝統行事で、京都市を囲む5つの山に炎で文字や形が浮かび上がります。今年も8月16日に開催される予定ですが、その模様をライブ配信致します。
▼「五山送り火」は16日午後8時から点火 実施概要
日時:2024年8月16日(木)午後8時~各山で順次点火
場所:京都市内
各山送り火の点火時間
大文字 午後8:00ごろ
妙法 午後8:05ごろ
船形 午後8:10ごろ
左大文字 午後8:15ごろ
鳥居形 午後8:20ごろ
▼各山送り火がよく見えるところ
大文字 :午後8:00〜午後8:30頃、鴨川(賀茂川)付近〔丸太町橋~御薗橋〕、京都御苑など
妙 午後8:05〜午後8:35頃、北山通〔京都ノートルダム女子大学附近〕など
法 午後8:05〜午後8:35頃、高野川付近[出町柳より上流]、北山通[松ヶ崎駅より東]など
船形 午後8:10〜午後8:40頃、賀茂川付近[北山大橋〜西賀茂橋付近]など
左大文字 午後8:15〜午後8:45頃 西大路通〔円町~金閣寺〕など
鳥居形 午後8:20〜午後8:50頃 渡月橋付近・松尾橋付近・広沢池など
五山送り火とは?
8月16日夜、夏の夜空にくっきりと浮かび上がる「五山送り火」は、祇園祭と並ぶ京都の夏を彩る伝統行事として全国的に有名です。
五山送り火連合会によりますと、「五山送り火」は、左京区如意ヶ嶽の「大文字送り火」がもっともよく知られ、ほかに左京区松ケ崎にある西山・東山の「松ケ崎妙法送り火」、北区西賀茂にある妙見山の「船形万燈籠送り火」、北区大北山にある大文字山の「左大文字送り火」、そして右京区嵯峨鳥居本にある仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形松明送り火」があるということです。
かつて、江戸時代には左京区市原野の「い」、右京区鳴滝の「一」、西京区西山の「竹の先に鈴(雀という説も)」、右京区北嵯峨の「蛇」、右京区観音寺の「長刀」などもあったといわれているということです。
送り火とは、盆を締めくくる伝統行事で、迎え火によって現世に迎えた祖霊(お精霊さん)を再び浄土(死後の世界)に送るという意味があるとされています。「送り火」は、多くの人々に支えられながら、各山の地域住民の行事として受け継がれています。
なお、京都五山送り火は、1983年10月に「大文字送り火」・「松ケ崎妙法送り火」・「船形万燈籠送り火」・「左大文字送り火」・「鳥居形松明送り火」として、それぞれ京都市無形民俗文化財に登録されているということです。
▼現地で観覧する人へのお知らせ
京都五山送り火連合会は現地で観覧する人へ次の点についてお願いやお知らせをしています。(京都五山送り火連合会HPより)
▼小型無人機(ドローン)の使用禁止のお願い
行事の円滑な執行及び観覧者等の危険防止のため、送り火当日にドローン等無線操作による飛行物の使用はご遠慮いただきますようお願いします。
▼送り火当日の登山について
点火当日は、円滑な点火作業と危険防止のため、五山への登山は禁止となっております。
▼屋外灯、広告灯などの消灯について
五山送り火の情緒を守るために、ネオン灯、屋外灯、広告灯などの一時消灯について、ご協力をお願いします。ただし、山科区及び伏見区を除きます。
※消灯時間:8月16日午後7時50分から午後8時50分までの1時間
▼河川増水時における送り火の鑑賞について
河川増水時は、危険防止のため河川敷への立ち入りをしないでください。
過去に実施の五山送り火の様子
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