家族とはぐれた高齢の男性が家に帰れるようにと、祖母と協力して男性を保護した山口県田布施町の高校生に、感謝状が贈られました。

柳井警察署の井上成章署長から感謝状が贈られたのは、田布施町に住む高校1年生・山根美星さんです。


山根さんと祖母の鍵本文恵さんの2人は、7月16日に柳井市の商業施設で買い物をしていました。

その帰り、鍵本さんが午後7時の閉店時間を過ぎても、駐車場で1人ただずむ90代の男性を見つけて声をかけたところ、「家に帰りたいから駅まで送ってほしい」と言われました。

JR柳井駅まで車で送り届けたものの、男性が家族とはぐれていて、つえを使っていたことなどから、ちゃんと帰れるか心配になり、警察へ通報しました。

引き渡すまでの間、孫の山根さんは「大丈夫ですか?」などと男性を気遣う言葉をかけ続けたといいます。

山根美星さん
「困っている人がいたら、声をかけることをこれからも続けようと思います」

井上署長は「困っている人に声をかけるのは勇気のいること」と話し、親切に接した山根さんに感謝を述べました。

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