有害性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」の血液中の濃度について、大阪府民などの約3割からアメリカの基準値を超える値が確認されたと市民団体が明らかにしました。

 発がん性などが指摘される「PFAS」をめぐって、市民団体が去年大阪府と兵庫県に住む1190人に血液検査を行いました。その結果、検査を受けた人のうち3割余りから、アメリカの安全基準値を超える高濃度のPFASが検出されたということです。

 特にPFASを過去に製造していた工場に近い摂津市と大阪市東淀川区に住む人は他の地域に比べて血中濃度が高く、汚染された水道水や地元の野菜を食べていることが要因と考えられるということです。

 市民団体は府に対し、希望者への血液検査を無償で行うよう求めています。

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