気象庁は、台風5号の影響で、東北地方では記録的な大雨になるところがある見込みだとして、厳重な警戒を呼びかけています。

台風5号は、きょう(11日)午後3時には、石巻市の東南東を1時間におよそ10キロの自転車以下の速さで北西へ進んでいて、あす(12日)の午前中に東北地方に上陸し、東北地方を横断する見込みです。

東北地方の24時間雨量は、多いところで▼あす午後6時までに太平洋側で300ミリ、▼あさって午後6時までに日本海側で200ミリ、▼14日午後6時までに日本海側で150ミリとなっています。

東北太平洋側では、24時間の雨量が平年の8月1か月分の降水量を超える記録的な大雨となるおそれがあるということです。

さらに、青森県、岩手県、宮城県では、今夜からあす午前中にかけて、線状降水帯が発生する可能性があるということで、線状降水帯が発生した場合には、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあるとしています。

また、台風の動きが遅いため、大雨などの影響が長引き、14日ごろまで続く見込みだということです。

気象庁は、東北地方を中心にきょう(11日)の夜のはじめごろから、あす(12日)夜遅くにかけて、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。

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