盆に入り、旅行や帰省で鉄道を利用する機会も増えてきます。台風や地震などの災害で列車が止まり、買っていた切符が使えなくなったときはどうなるの?きっぷのあれこれをJR西日本に聞きました。

往復きっぷ

まず、往復切符。正式には「往復割引乗車券」と言われ、往復の距離が600キロを超える場合に、ゆき・かえり それぞれ通常料金から1割が割引されるものです。割引は往復に限ってのことなので、もし、片道だけを使ってあとは払い戻してもらう場合など、購入時に割り引かれた分は通常料金として計算されます。

例えば片道1万円とします。ゆき・かえりそれぞれ1000円割り引かれて1万8000円を支払っていたら、払い戻しは8000円のみということになります。

特急が遅れたら?

新幹線や特急列車などで、乗車券と特急券を購入していた場合、2時間以上の遅れで特急券の料金は払い戻しされます。「早くは着けなかったけれども、少なくとも目的地には移動できた」というのが理由です。

運転取りやめは?

もし途中から、災害などによる運休や運転の取りやめで、目的地に着けなかった場合、手数料なしで払い戻しが受けられます。払い戻しを受けたうえで、元の駅まで引き返すこともできます。

紙の切符であれば翌日以降1年間、駅で払い戻しが受けられます。またWEB予約の場合、クレジットカードに返金されます。自己都合で払い戻してもらう場合は、1枚につき220円、指定券は前々日まで340円、前日から出発時刻までは3割の手数料がかかります。

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