8月末に指定取り消しの期限が迫る障害者グループホーム「恵」が一部の事業所を、名古屋市内の他の事業者に譲渡する方向で最終調整に入ったことが分かりました。


食材費の過大徴収などが明らかになった「恵」は名古屋市などから処分を受け、全国およそ100か所の事業所すべてが順次運営できなくなる見通しです。

「恵」は10日、8月末に指定取り消しの期限が迫る名古屋市緑区の事業所で利用者の家族に向けた説明会を開き、この施設を、名古屋市内に本社を置く他の事業者に来月から譲渡する方向で最終調整に入ったと報告しました。


(名古屋市 障害者支援課 高木 慶太 課長)
『(きょう恵が)譲渡先を含めてしっかり説明するつもりだったんですけど、「それはちょっと間に合いませんでした。申し訳ない」という説明をしていた』


(利用者家族①)
『早く決めて欲しかった。心配だけ残りますよ」

(利用者家族②)
「来週中には何とかしたいと言っていたけど、どうなるかわからないね。不安はありますよ当然」


名古屋市は施設が他の事業者に移ったあとも、希望する利用者がそのまま暮らせるように調整したいとしています。

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