8月8日、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、熊本県内では震度4を観測しました。この地震を受けて、気象庁は『南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」』を発表しました。

いま、私たちにどのような備えが必要なのでしょうか。

熊本県内でも震度6弱の可能性

熊本県内では天草市など10の市町村が、特に備える地域=「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。

<震度6弱の想定>
宇城市、阿蘇市、高森町、山都町、多良木町、湯前町、水上村、あさぎり町

<津波の高さ(最大)3m以上の想定>
天草市(最大4m)、苓北町(最大3m)

津波は地震発生から約2時間で到達すると想定されています。

ただ、これはマグニチュード9の巨大地震が発生したときの最悪の想定なので、必ずしも、最大クラスの地震が起きるわけではありません。

「日頃の備え」5つの確認点

どのくらいの地震がいつ起きるのか?あすなのか?1週間先なのか?もっと先なのか…いつ地震が発生するかは分からないので、今できることは、日頃からの備えを確認することです。

具体的には、次の5つを確認して下さい。

①家具の固定(上から落ちてきそうなものはないか)
②避難場所や避難経路
③水や食料の備蓄(賞味期限切れがないか)
④非常用持ち出し袋の準備
⑤非常時の家族での安否確認方法

非常用持ち出し袋は、就寝中に地震が起きたときのために枕元に置いておくと安心です。 

【買い占め厳禁】スーパー「在庫切れの心配ない」

ただ、注意も必要です。備えは大切ですが、買い占めなどの過度な備えは、物資を必要としているほかの人たちが十分に確保できない事態を招きかねません。

熊本県内に25店舗を構えるスーパーマーケットの『ロッキー』によりますと、「この時期はお盆に向けて、各社在庫を多めに確保しているので、通常の買い物であれば、在庫切れになる心配はない」としています。

※ロッキーで買い占めは起きていないということです。

地震はいつ起きるか分からないからこそ、あくまで落ち着いて、いまできる備えを進めておくことが大切です。

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