車での移動が増えるお盆休み。「暑さ」や「長距離移動」を背景に、事故やトラブルにつながるケースもあります。
どんなトラブルがあり、何に気を付ければよいのでしょうか?車のプロたちに聞きました。
①長距離運転前に「タイヤ」を確認
熊本市内の車用品店では、この時期の来店客は普段より2割から3割ほど増えていると言います。特に多いのがタイヤ交換です。
オートバックス浜線店 正徳具文 店長「お盆前ということで、長距離ドライブをされる方が、ドライブ前のメンテナンスでご来店されることが非常に多くなります」
②後部座席の暑さは「扇風機」で解決
また、カー用品を購入する人も増えていて、いま人気の商品が車用の扇風機です。
正徳店長「後ろの座席に(クーラーの)風が届かなかったら非常に暑い。この商品は無くなってきている状態」
車内で扇風機が必要なほど暑い夏は、タイヤのトラブルに注意が必要です。
③適切な空気圧が命を守る
この時期起きやすいのが、タイヤが破裂する「バースト」。その原因となるのが空気圧不足と暑さです。
JAFの実験映像では、空気圧不足のタイヤは速いスピードで走るとタイヤが波打つような形になり、バーストしました。
JAF熊本支部 緒方将さん「空気が少ないと、タイヤが波打つような形になる。またこの暑さもあわせて、タイヤ内部の温度が非常に高くなり、それがバーストの原因になることもある」
タイヤのトラブルは事故に直結しやすいため、適正な空気圧で走行することが大切です。
緒方さん「空気圧をしっかり確認・補充した上で、楽しいお盆休みを過ごしていただければと思います」
④お盆休み「バッテリー」関連で出動多数
また、去年の盆休み5日間で県内のJAFへの出動依頼で最も多かったがバッテリーに関するもので、約200件ありました。
緒方さん「バッテリーの寿命は2~3年と言われている。エンジンのかかりが悪い、弱くなってきたというものや、年数が経っているものは交換していいかもしれません」
最後に、ドライブ前の注意事項をおさらいです。
①長距離運転前は車のメンテナンス、タイヤ交換を検討
②後部座席はクーラーが届きにくいかも「車用の扇風機」を活用してみては?
③タイヤの空気圧を確認 不足している場合は補充を
④バッテリーの寿命は2~3年 交換時期は大丈夫?
愛車の点検を十分に済ませたら、いざ快適で安全なドライブへ。いってらっしゃい!
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